山崎研のゼミ内容は毎年変わりますが, 基本的に『全体ゼミ』と『チーム別ゼミ』の2種類に参加することになります.

全体ゼミ(主に前期に実施)

全体ゼミでは4年生が輪講を行います. 各自, 参考書から割り振られた範囲について順番にゼミで発表していくことになります. 使用する参考書は離散数学に関するものやプログラミングに関するものなど様々です.

発表には先生はもちろん, 院生も同席し, 内容への指摘・アドバイスを行います. 4年生はこの全体ゼミでプレゼンテーションのトレーニングを十分に積んで, 卒業研究発表に備えます.


理論・開発ゼミ(1年を通して実施)

理論ゼミでは, グラフ理論, グラフアルゴリズム, 近似アルゴリズム, 組合わせ数学などをテーマに, 研究を行います。


ゼミの目標は論文を書くことで, 目標達成には, 先行研究を十分理解し, それを徹底的に分析し, 分析結果をもとに先行研究結果を改善する, という研究の流れが基本となります.

  • 先行研究の理解では, コツコツ論文を読み, どのような問題を, どのような手法・証明方法を用いて, 如何に解決したのか?などを理解します.
  • 先行研究の分析では, その問題を解決するために著者たちは何故そのような手法を採用したのか, 証明方法に気付いたのか?, 手法や証明方法に弱点は無いか, 改善・改良できないか?などを徹底的に考え抜き, ゼミで議論します.
  • 先行研究の改善では, 先行研究の弱点や改善点を, 如何に強化, 改善・改良するかを深く議論し考え抜きます.

具体例として, [学生の業績リストの9]を挙げると次のようになります: 彼女はグラフパラメータであるtree-lengthに関する論文 を読んでいました. その時ゼミを通して別のグラフパラメータである branch-width を知り, 「これら2つのグラフパラメータを融合したbranch-lengthというものを考えてみたらどうなるか?」 ということに興味を持ち始めました.

これをテーマに彼女は研究を開始し, ある制限のもとで, 彼女自身が提案した branch-lengthが その提案のもととなったtree-length自身と一致することを示しました. さらにゼミで議論を重ね, 最初に置いた制限が無くても両者が一致することが証明でき, 論文掲載につながりました.


教育支援ソフト開発ゼミ(1年を通して実施)

ソフト開発ゼミではその名の通り教育支援ソフトの開発を行います.
まずは, 企画会議を行います. ソフトの目的は何か, キャラクター, シナリオをどうするか, 決めなければいけないことはたくさんあります. 面白いことを考えるのが好きな人にとっては腕の振るい所です.

ソフトの方向性が決まったら, インターフェイスデザインや 使用するデータ構造など, 具体的な仕様を詰めていきます. イベント予定日からスケジュールを逆算し, 十分に完成可能な規模になっているかもしっかり確認します. ここまで決まったら後は完成に向けて作業を進めるだけです. ゼミでは各自の進捗報告などを行います.

ソフトが完成したら基本的にはイベントを開催し, 小中学生の皆さんにプレイしてもらいます. その後, ソフト作成中にわかったこと, 実際にイベントを開催してわかったことなどをまとめ, 研究発表へ向けての準備を行っていくことになります.

これまでに作成したソフトはこちらのページから遊ぶことが出来ます. また, その中のひとつ「算数カルタ」の紹介ムービーを公開しますので是非ご覧ください.

「算数カルタ」紹介ムービーを再生(音が出ます!)